取り付け時のポイント・感想
[車種名]ダイハツハイゼットv-s110p
平成6年式ハイゼットV-S110Pのクラッチワイヤーが切れてしまったため、 新しいものに交換しました。 まず、 ワイヤーはクラッチペダルのフックに単に引っ掛けてあるだけなので(写真2参照)、 ワイヤーの頭を上に引っ張るか押し上げるようにすると簡単に外せます。 今回は途中から切れていたので、 特に苦労することなく取り外すことができました。 次に、 車内側に取り付けてあるグロメット(写真5)を下に向かって外し、 そこからワイヤーを車外へ抜き出します(写真6は車の下から見上げた状態です)。 そうすると、 クラッチペダルのフックの下に隠れていた別のグロメットとワッシャに気が付きました。 これらは単にケーブルが通る穴に下方向からはめてあるだけで、 ワッシャには切れ込みが入っているため後からでも取り付け・取り外しが可能です。 いずれも後ほど再度使う必要があるので、 引き抜いて保管しておきます。
続いて、 車体左側から下にもぐってクラッチ側を確認し、 ケーブルカバーを外してからケーブルをフックから外します。 その後、 車体にケーブルを固定しているフックやブラケットからケーブルを順番に抜いていきます。 古いケーブルが完全に外せたら、 あとは外した時と逆の手順で、 新しいケーブルをはめ込んでいくだけです。 ケーブル自体は直線距離で見るとかなり長さに余裕があるため、 ペダル側から作業してもクラッチ側から作業しても、 それほど変わりはありません。
車内に引き込む側のグロメットとケーブルには、 通りを良くするために石鹸水を塗布しました。 そうすることで、 ケーブルを引き込みやすくなります。 車内へ入れたケーブルは、 先ほどのグロメットを通してワッシャをはめ、 元の穴にグロメットをしっかりと差し込んだうえで、 ケーブルの頭をクラッチペダルのフックにかけます。 その後、 再び車の下へ移動し、 クラッチケースの穴にケーブルを通してフックに引っ掛け、 途中で固定されていたフックやブラケットにもきちんとケーブルを引っ掛けていきます。 ブラケット部分では10ミリのレンチを使う必要があるので、 あらかじめ用意しておくとスムーズです。
最後に、 クラッチペダルがどの位置でつながるかを調整します。 調整ダイヤルを反時計回りに回せば、 クラッチが床から離れた位置でつながるようになり、 時計回りに回して締め込んでいくと、 より床に近い位置でつながるようになります。 実際にエンジンをかけて試乗しながら、 自分の好みに合うよう微調整するとよいでしょう。
ちなみに、 今回の作業ではフロントバンパーを外した状態で行いましたが、 必ずしも必要ではないかもしれません。 また、 グロメットやクラッチ接続側などの「押し込む」「はめ込む」といった箇所には石鹸水を使うと作業しやすいですが、 こちらも必須というわけではありません。 車屋さんであれば5分ほどで終わる簡単な作業かもしれませんが、 今回は初めてで手探りだったこともあり、 およそ1時間ほどかかりました。 次回同じ作業をするときは、 もう少し短い時間でこなせそうな印象です。
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