取り付け時のポイント・感想
[車種名]L375Sタントカスタム
今回の作業では、
まずエンジンオイルとLLC（ロングライフクーラント）を抜き取ることから始めました。
その後、
エンジンルーム内の作業をスムーズに行えるように、
エンジンヘッドカバーの上部に取り付けられている各種ホースや電気配線類を丁寧に取り外していきます。
そして、
オイルパンを外した後にエンジンマウントを取り外し、
CVT（無段変速機）を下からジャッキなどでしっかり支えておきます。
次に、
作業スペースを確保するために、
オルタネーターやエアコンプレッサーも位置をずらすか、
もしくは一時的に取り外しました。
さらに、
クランクプーリやウォーターポンプも取り外すことで、
タイミングチェーンカバーがスムーズに外せるようになります。
タイミングチェーンカバーを取り外した後は、
まずクランクシャフトとカムシャフトにある合いマークを確認し、
正確な位置を把握します。
そのうえで、
タイミングチェーン本体やテンショナー、
テンショナーガイドを順に取り外していき、
タイミングチェーンを完全に取り外します。
次に、
IN側のカムシャフトを取り外し、
目的のバルブリフタを交換したい箇所のものと入れ替えます。
交換が終わったら、
ここからは逆の手順で取り外した部品を元通りに組み付けていきます。
パッキンやOリングが使われていない部分については、
液体ガスケットを薄く均一に塗布して密閉性を確保します。
今回の作業の中で最も苦労した点は、
クランクプーリを取り外す際の回り止め作業でした。
しっかり固定しないと空回りしてしまうため、
ここが一番力と工夫が必要だった場面です。
全体的には手順を守れば確実に進められる作業ですが、
要所では慎重な力加減と確実な位置合わせが求められました。
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