取り付け時のポイント・感想
[車種名]ホンダ初代フィットGD3
車両はホンダ初代フィットGD3の5速マニュアルで、
18年使用によりペダル周りのストッパーが劣化し、
砕けて破損したものもあったため、
この機会に新品へ交換しました。
交換したのは、
アクセル用1個、
ブレーキ用1個、
クラッチ用2個に加え、
フロア側でペダルを受けるストッパー1個の合計5個です。
作業自体は内張はがしなどで古い部品を外し、
元の穴に新しい部品をはめ込むだけですが、
足元のスペースが狭く無理のある体勢になるため、
慎重さが求められます。
アクセルはペダルを手で押してストッパーと離し、
そのまま入れ替えれば完了します。
ブレーキはエンジンをかけておくとペダルを手で押しやすくなり、
ブレーキランプスイッチとストッパーを離した状態で交換するとスムーズです。
クラッチまわりは、
まずフロア側のストッパーを内張はがしで外して入れ替え、
次にクラッチペダル下のストッパーは破損していたため新品を取り付けました。
最も難しいのがクラッチペダル上のストッパーで、
手がようやく入る狭さのため本来はペダル自体を外して行う作業と思われますが、
今回は取り外さずに対応しました。
短いマイナスドライバーで古いストッパーをこじって外し、
新品には両面テープを貼って目視できない状態で手探りで穴位置に仮固定し、
約15mm厚の当て物を前にかませてペダルを押し込み、
その力でストッパーを押し込む方法で取り付けています。
ただしこの方法はクラッチスタートシステムのスイッチを破損させる恐れがあるため推奨できず、
可能であればペダルを外すか専門業者への依頼をおすすめします。
なお、
ブレーキペダルのストッパーが砕けるとストップランプが消えなくなり、
クラッチペダル上のストッパーはクラッチスタートシステムのスイッチを押す役割があるため破損するとエンジン始動ができなくなります。
作業は大変でしたが、
予防整備として重要な箇所を交換できたのは大きな安心につながりました。
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