取り付け時のポイント・感想
[車種名]MPV
まず、
ドアミラーの付け根の内側に付いているカバーを外します。
カバーの端をつかんで手前に引くようにすると、
比較的かんたんに外れてきます。
次に、
ドア内張りを固定しているネジを2箇所外します。
1つ目はドアハンドル内側のカバーの中に隠れているネジで、
カバーはノブを引きながらペンチなどでつまみ出すようにすると、
スポッと外れます。
2つ目はドアの手すり部分のカバーの下にあるネジです。
このカバーは上に乗っているだけなので、
指や工具で持ち上げればすぐに外れます。
続いて、
パワーウインドウなど電気系のボタンが並んでいる木目調のカバーも外します。
全体的に「はめ込まれている」形なので、
マイナスドライバーなどをすき間にそっと差し込み、
こじりすぎないように注意しながらゆっくり上に持ち上げると、
少しずつ浮いて外れてきます。
カバーが外れたら、
裏側で各ボタンとつながっているコネクターも外します。
無理に引っ張ると断線してしまうので、
よく観察しながら、
それぞれのコネクターに付いているツメをドライバーなどで押し、
ロックを解除してから優しく引き抜きます。
ここまで外せば、
配線などでつながっている部分はいったんすべて外れた状態になるので、
次はドア下側から内張りを外していきます。
ドア下部と内張りのすき間に手を入れ、
少しずつ手前に引っ張ると、
バチッという手応えとともにクリップが外れていきます。
全周のクリップが外れたら、
上側は窓枠部分に引っかかる構造になっているため、
内張り全体を少し持ち上げるようにして外します。
その際、
足元のランプがポロッと外れることがありますが、
穴にはまっているだけの部品なので、
元に戻すときに忘れずにはめ直してください。
内張りが外れると、
室内側と外側のドアハンドルをつないでいるワイヤーが見えるようになります。
ワイヤーは根本部分がインナーハンドル裏側にカチッとはまり、
先端の玉状の部分がレバーに引っかかるような構造です。
手でスッと外せる程度ですが、
ここを壊してしまうとドアが開かなくなるおそれがあるため、
向きやはまり方を確認しながら、
慎重にワイヤーを外します。
ワイヤーが外れるとハンドル本体も取り外すことができ、
同時にその周囲のカバーも外せます。
次に新しいハンドルを取り付けます。
カバーをはさんでワイヤーとつながる形になるので、
作業中はカバーを誰かに支えてもらうか、
台の上に乗せて浮かせておくと作業しやすくなります。
基本的には取り外したときと逆の手順でワイヤーをハンドルに取り付けていきます。
ハンドルがしっかり固定できたら、
いったん内張りを仮に元の位置に合わせて、
ハンドルの動作を確認してください。
ドアの開閉が問題なくできることを確認したら、
足元のランプを穴にはめ直し、
内張りを上側の窓枠に引っかけてから、
下側のクリップを押し込むようにして元通りにはめていきます。
最後に、
外したコネクター類を元の位置に差し込み、
木目調のカバー、
手すり部分のカバー、
ハンドル内側のカバーの順で戻します。
2箇所のネジを締め直し、
最初に外したミラー付け根の内側カバーも取り付ければ作業完了です。
慣れていなくても、
正味1時間もかからない程度の比較的かんたんな作業だと思います。
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