取り付け時のポイント・感想
[車種名]AE86
トヨタ純正のシフトフォークは、
セリカに適合するミッション内部の重要な部品です。
これは、
シフト操作にあわせてスリーブをスライドさせ、
ギヤを切り替えるために使用されます。
シフトチェンジのたびにスリーブと接触するため、
使用状況によっては摩耗が進み、
操作フィールに違和感が出てくることがあります。
とくに、
シフトチェンジが重く感じたり、
ギヤの入りが悪くなってきた場合は、
シフトフォークの摩耗が原因になっている可能性があります。
基準として、
フォークとスリーブの間のすきまが0.8ミリを超えていると、
交換のタイミングです。
すきまゲージで確認し、
1.0ミリを超えている場合は早めの交換が推奨されます。
取り付けには、
まずミッションを分解する必要があります。
フォークはピンで固定されており、
ピン抜きを使ってたたいて外します。
1速と2速のフォークについては、
ミッションケースのくぼみにあわせてピンを抜くとスムーズです。
ピンは細いため、
専用の細いピン抜きを使用してください。
交換後は、
ミッションのギヤを正しく組み直し、
ケースを被せて作業を完了します。
車体に載せる前に、
ミッション単体でシフトチェンジの動作確認をしておくことが重要です。
組み付け後に不具合が見つかると、
再び降ろす手間が発生するため、
事前のチェックをおすすめします。
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